
あの夏で待ってる 5話「先輩は」
の感想を
悪意のある言葉って、使うだけで相手を傷つけるけど
善意から来る悪意の言葉は、相手と自分を傷つけてしまう
良かれとしてしているのに、誰も助からない
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「よろしく頼むわね」 「えぇ... まぁ...」
前々からと言うよりは、最初っからただ者じゃないと思っていて
緑の液体の一件で、「レモン先輩」ってまさか宇宙人じゃないかと軽く思っていたが
なんだろう、今回の出来事で”レモン宇宙人説”がどんどんと濃厚になっていてしまったぞ!!
ただの考えすぎかと、いくらなんでも強引すぎると甘い考えをしていた…
やはり、「レモン先輩」は人の想像におさまるような人物ではなかったっと言うことか
仮に「レモン先輩」が宇宙人と仮定しての話だけど
わざわざ「イチカ」に接近して、映画撮影にまで何故参加しているんだ?
ただ単に面白そうだからと言う理由が一番最初に思いつくが
宇宙人が辺境の地で、宇宙人を隠している人を面白いからという理由だけでからかうためだけに
わざわざ小道具まで用意したりして、宇宙法とかに触れそうな危険な行為をするものなのか?
面白からだけでは、「レモン先輩」の行動全てを立証することはできそうにないな
それとも、宇宙人とはまた別の顔でも持ち合わせているのかも…
いつまでたっても、油断ならない人だな

「出来たら教えて応援するから」 「そりゃ無理だな…」
「哲郎」が何をしたって言うんだ、傷口に塩を塗るような残し打ち
さらに「柑菜」は、ワザとやっている訳じゃないから、余計にタチが悪い…
こんな生き地獄みたいな状況が続いたら、「哲郎」の精神が崩壊してしまう
誰でもいいから、救いの手を
さりげなく「海人」「イチカ」の仲の距離を縮める、お手伝いをしたり
一方で不器用なで幼馴染の「柑菜」の恋事を陰ながら支えている
どちらかに傾く事もなく、両方の味方を演じる
そんな身動きの取れない行き場のない絶壁に、立ってしまっているな「哲郎」は
そんな状況を多分誰よりも理解して、その悲痛な痛みをも理解している「美桜」
その瞳には、この入り組んだ状況が、どうのように写っているんだろうな
助けてあげたいのか? それとも助けてはいけないと思っているのか?
「美桜」が何を考え、何を感じているのかの心の中は読めないけど
決して今の状況を望んでいるわけではないのは確かなはず
いつその重たい口を開くのかが、気になるね

今まで「哲郎」が苦しい場所にいると言ってきたけど
「柑菜」の方も似たような感じで、やり切れない気持ちの中にいるんだな
よくよく考えてみれば、不利なことこの上ない状況だよね
転校生の年上かつ綺麗でメガネな上に成り行き同居までしている「イチカ」が相手ではね…
しかも「海人」も完全にまんざらじゃないご様子
むしろ「イチカ」の事しか見えていなくて、「イチカ」の事しか頭の中に無い
風車を相手に戦いを挑もうとしているぐらい無謀と言ってもいいぐらいだ (ドンキーなんとか)
そんな相手を目の前にして、強気で居続けるんなんて不可能だね
そんな棘の道を進んだおかげで、「柑菜」精神はボロボロの上にズタズタ
それでも追いかけ続けると言い出す始末
恋のために「柑菜」は悪魔になる事は出来なかったようだ (優しいって辛いね)
そんな雨がりのバス停の前で「哲郎」が言いかけた事ってまさか…
「 あのさ、柑菜… 」

「柑菜は海人を好きなんだ…」 「・・・・・・。」
ち、血迷ったか!?
今まで温厚かつ誰も傷つけないように行動していたのに!?
何を考えて… まさか…
『堪忍袋の緒が切れた』ではなけど
今まで押しこめていたものが吹っ切れた感じだな
鈍感かつ妄想が激しい「海人」には、包み隠さず言ってしまうのが一番いい方法だけど
それをしたら、タダでは済まないことぐらい「哲郎」にだって分からないはずがないだろ
こんな危険行為をさせた理由って…
見てももらえない「柑菜」のために? 海人への思いをハッキリさせるために?
それとも自分のために…
やっとおさまりつつあった”渦”が、また大きくうねり始めてしまった…
これは見なかった事にも、聞かなかった事にも出来ないぞ
もう無知な過去の自分達には戻れない
何かしらの答えを出さなければいけないところに、来てしまったのかもしれないな
いきなり沖縄? 何を企んでいるんだよレモン先輩!!
と言いたくなる今日この頃~
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