
偽物語 11話「つきひフェニックス 其ノ肆」
の感想を
偽物の妹と、「暦」の妹の「月日ちゃん」と
偽物は悪と、本物以上に本物らしい偽物と
偽物と暦と、妹が大好きな戦いについに終止符が打たれた。
『 偽物語 』の公式ホームページはここから

「僕の妹で可憐の妹で、そうじゃなかった時はひと時も無い」
”死出の鳥”か…
伝説上で有名なフェニックスの名前が出てきたから、どれほどのものかと思っていたが
なんだそんなゴツイ名前には似合わない、おとなしい無害なものだったんだな
まあ、死を乗り越えて新たな生命として生まれ変わる点では同じだが
ただただ、不死で無害で偽物の怪異
無害でも敵でもないけど、偽物な妹か… 何か不思議な感じだな…
月日は月日で間違いないけど、妹としては偽物、本物なのか偽物なのか
たとえ偽物でも「月日」を自分と妹と認めるか
偽物がどうとかでも、「暦」にとっては「月日」は妹でしかない
これからも自分の大切な妹として守っていくことを、「月日」の顔を見て決めたようだね
でも、その言葉は簡単のようで覚悟を必要とする言葉
たとえ分かっていても、この答えを選ぶのは大変なはずなのに
「暦」はいとも簡単に軽々と放ったな、迷う必要がないほどに「月日」を愛しているのかもね
だが、愛しているからって寝ている相手にキスするのはアウトだな…

「ウチら3人は大学時代の同期やねん」 「えっ!?」
あのクソ野郎!!
ミスドの時に言っていた野暮用ってのはこの事だったのか!!
自分も比類なき偽物のクセに、偽物であることをチクるなんてふざけてやがる!!
もう関わりたくない、すみませんとまで言っていたのに、全部ウソか!?
やはりあの時、エンピツ殺人事件が新聞の表紙を飾っていた方がよかったのかもしれん
まさか、この3人が同級生だったとは… (って事は同じ年?)
世間は狭いと言うけれど、狭いにもほどがあるだろ!!
「阿良々木」の人生を狂わせている濃いメンバーが、こんな形で繋がっていたとは…
だから「影縫」は「忍野」の事を、偏屈な口癖のところまでよく知っていたのか~
そういえば怪異の組織があると言っていたけど、もしかしてその同好会の事を言っていたのか?
きっと「阿良々木たち」は、大きな世界の渦に飲み込まれているのかと思っていたけど
ずいぶんと狭い世界の小さい渦に、飲み込まれていたようだな…

「偽物の妹を今まで通り愛せるんかいな」 「愛せるさ、むしろこれまで以上に」
偽物なだけで無害な妹
それならそのまま放置していてもいい気もするが、偽物を認めない「影縫」
確固とする正義の理論があったようだな、本物だからこそ譲れない定義か…
偽物がゆえに周りを傷つけ、偽物がゆえに本人に重荷を背負わせる
確かに直接的に傷を作る事はないかもしれないが、偽物と言う真実は心に傷を作る
だから「影縫」は、偽物を”悪”として、それを倒すか…
「影縫」の言う事ももっともだ、偽物を認めると言う綺麗事を掲げても
苦しいことには、つらいことには違いないよね…
偽物を認めてしまっら皆が不幸になる、棘の道を進まなければいけなくなる
きっとそれを分かっているからこそ、「影縫」はその悪を断ち切ろうとしているのかもしれないな
まあ、それ意外にも「影縫」の心の中には何かあるようだけど…
10年前、きっと前にも同じような事があったんだろうな (不死専門になった理由?)

「あなたの拳にも言葉にも、納得なんてしていない」
いつもの事ながら、「阿良々木」は自分の事を顧みず無茶をする…
そこが皆から好かれるいい部分なんだろうけど、見ていて痛々し過ぎるぞ
ぐちゃぐちゃになっても、負けを認めるわけにはいかない強さを感じるよ
全てを… 全ての悪を「阿良々木」は自分で背負いこんでしまおうと言うのか!?
それは棘の道どころじゃない、まさにそれは煮えたぎるマグマの上を歩くようなもの
熱く苦しい灼熱の道を一人で進む気なのか!!
妹と言う一筋の光のためにそこまで頑張るなんて…
「暦」にとって”家族”とは、絶対的に助けなければいけないものなのかもしれん
嘘をついても迷惑をかけても…
とても立派とは言えないけど、とても正しいとも言えないけど
切実な… これ以上に無いぐらい切実な「暦」の心の叫びだね…
そんな言葉を黙って支える「忍」、この2人組なら負けることは絶対にないだろうな

”性善説”と”性悪説”中国の哲学者が説いたもの
『人間の本質は、基本的に善である』と説いた「孟子」に対し
『人間の本質は、基本的に悪である』と性善説に反対して説いた「荀子」
そんな二つの思想
本質が悪ならば、善は偽りでしかないか…
人間である以上、正しい事をしてもそれはまがい物、偽物にしかなりえないってことだな
少々難しい言い回しだが、人間のやること全ては、所詮は偽善でしかないって事を言いたいのだろう
「偽物の方が価値がある、本物になろうとする意思がある分本物より本物らしい」
偽物だからこそ、本物以上であると言いたいのだろう
つまり「影縫」は、
「月日」への「暦」の思いは、本物以上に強いと言いたかったんだろうな
本物以上な本物の妹への愛は、確実で確かなものだと
「暦」なら、誰も苦しませずに愛し続けていけると、「影縫」は感じとったんだろうな
正義の味方である以上
善である偽物の本物には、拳を向ける事は出来なかったというわけだね

「おどれの妹は正義のルールの例外にしといたる」
正義の味方は、時に柔軟でなければいけないのかもね
見て見ぬふりも、アリなのかもね~
結局、ここでも「アロハのおっさん」に助けられたのかもしれないな
こんなに強くなった「阿良々木」も、やっぱり一人では何もできないのかもね
まだまだ頼りないけど、頼りになるそんな奴
偽物との戦いにひと段落ついて、いつもどおりに腰を落ち着ける
この調子だと、まだまだ「阿良々木 暦」としての物語は続きそうだな~
髪をバッサリ切った、ツンデレとの奮闘劇が気なるところだけど
まあ、おおよそそのヅンヅンしたやり取りは想像はできるよね…
ちょっと駆け足だったけど、なかなか楽しめた今日この頃~
追加配信が有るのか無いのかはまだ分からないが、また何かやらかしてくれそうな気はする
化物・偽物ともども、好きな作品として人に自慢できると自負する 今日この頃~
『 偽物語 』の公式ホームページはここから
- 関連記事

コメント
ピッコロ | URL | -
こんばんは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。いつもお世話になっております。記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画14の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございます。よろしければご覧になって下さいませ。
評価企画14の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5681.html
そして、今回も「今期終了アニメ(12月終了アニメ)を評価してみないかい?15」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5579.html
なお、今回も企画のお誘いが遅くなってすいません。最終的な締め切りは4月6日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
( 03:38 )
コメントの投稿