
さんかれあ 2話「成功・・・してた」
の感想を
この作品の真意が見えてきた2話
ゾンビというのは重要じゃなく、それを求める意味が需要だったようですね
少し遅い出だしだけど、思いっきり言葉を振り回していこうと思います
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「じゃ、バーブちゃんは!?」 「もう埋めてあげようか・・・」
なかなかユニークな絵図らだな
清楚な「れあ」と、一風変わったゾンビマニアの「千紘」が
廃墟で楽しくゾンビの秘薬を作っている光景というのは~ (廃墟クッキング)
元々の発端は、「バーブ」が轢かれてしまったことからだったね
普通なら、涙を流してその人の記憶に生き続ける、という流れになるんだろうけど
「千紘」には、ゾンビにする方法を記した書物があったから、こんな珍状況になったんだよね
そもそも、人を蘇えさせるというのはどうなんだろうな?
神への冒涜だ、生命の法則に反する、とか言う人もいるだろうし
実際、人を蘇えさせる方法が確立されれば、世の中は大変なことになるに違いない
それでも、会えなくなってしまった人と、もう一度会えるのは誰しもが叶えたい夢だよね
きっと「千紘」も、蘇えさせる事は間違いだとは思っているだろう
たとえそれでも、もう一度だけでいいから「ばーぶ」の動く姿が見たいと言う
否定しきれない切実な願いがあるんだろうな
ゾンビも不老不死も、まるで悪いことのように言われがちだけど
それを、悪だといい捨てることなんて出来ないないよな・・・

「それを理解しないと、誰かが不幸になるぞ」 「・・・・・・・・・。」
過保護を通り過ぎた・・・ いや、これを過保護と一緒にするなんて間違っているな
もうこれは、愛うんぬんの話じゃない
ただ単に、自分の感情を「れあ」に一方的に押し付けているだけだ・・・
コイツにとって、「れあ」は愛玩人形でしかないようだ
「れあ」が愛したものを排除し、「れあ」に近づく人々を排除し
自分にだけ愛を傾けるように誘導する、「れあ」の全てをむさぼる愛情
これがただのストーカーや愛人だと、距離を置くだけで済む話なんだろうが
誰でもない、実の親となると逃げようにも逃げることなんて出来ないよね・・・
逃げることも抗うことも出来ない、苦悩な世界
「れあ」はもう手足すらもがれて、逃げるという言葉すら奪われてしまっているのかもしれないな

「毒草なんかも入っているし、逆の効果ぐらいは・・・」
ゾンビになって生まれ変わりたい・・・
切実すぎる悲しすぎるその想い
ゾンビになりたい、それが駄目なら死にたい・・・
生まれてからまだ10年ちょっとしか経っていない、若者が言う言葉じゃないよね
それもこれも、全てはあの潔癖症の親のせい
友達を奪われ、自由を奪われ、幸せを奪われ、人生を奪われ
そして唯一残された「千紘」をも、ことごとく奪われた
手に届く全てを奪われ、鳥篭に押し込められて、自分を断たれた「れあ」
自ら氏を求める・・・
世の中で、死を求める人のほとんどは、全てを奪われどうしようもなくなった人達だよね
仕事を失い、家族を失い、未来を失い、自分すら失う、救いの手の届かない人達
「れあ」もこの人達とまったく同じく、救われない場所に突き落とされた存在
悪い事があるから死を求めるのではなく、救いがないから死を求めてしまうんだろうな
ただ単に救いの手さえあれば、簡単に解決できることなのにな・・・
全てを失った「れあ」だけど、唯一の救いの道が残されていたな
そう”ゾンビ”という方法が・・・
そんな危なすぎる方法を取るしか道が残されていないなんて、悲しくて仕方がないね・・・
ゾンビになって、普通の人生をと思う「れあ」
よくよく考えたら
終わりの表す死に、新たな人生を求めるっておかしな話だよね
と思う、今日この頃~
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