
さんかれあ 10話「強い…思い…」
の感想を
空っぽの絵画の向こうにある、白い風景
一つの思いを巡る、2人の人生の話
「れあ」にこの2つの重荷が圧し掛かっていた事を「千紘」は知る
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あらすじ
「千紘」は「団一朗」の手下たちに捕まり、拉致監禁された
そこで「アリア」から、「れあ」の本当の親の事を教えられる
さんか家の宿命から始まり、唐突過ぎる出会いと結婚
それでそれを失い壊れた「団一朗」を、一生延命立ち直らせたと
そして結婚を成し遂げたが、それはただのハリボテでしかなかったと
「団一朗」の目には「れあ」しかいない、愛されない自分に悲しむ「アリア」
捨て台詞に、相手にされてうらやましいとつぶやいた
そしてついに「団一朗」は感謝とともに怒りの牙を「千紘」にむける

「あの時の落ち込みようは酷かったわ、そのまま死んでしまうのではないかと」
いくらなんでもガリガリすぎる、生気がまったくない
この時はまだ20歳強ぐらいの年のはずなのに、かなり老けて見えるぞ…
それほどに「団一朗」にとって、あの人がどれほどかけがいの無いものだったのか…
きっとこれらの出来事が、「れあ」の偏屈な檻生活の元凶となったんだろう
家柄と言う刺のある暮らし、母親との出会いと死、「アリア」の嫉妬
いままで「団一朗たち」の事を、散々罵ってきたが
それらの元凶となる事を聞いてみると、『 貴様が悪い! 』と一方的に言えない背景があった
怒るどころか、同情までしてしまいそうになる
「団一朗たち」は、いったい何処で大きく間違えてしまったんだろうな…
本人達はただただ全力で前に進んでいたはずなのに、何処で足を踏み外したのか?
もしかしたら最初から… 混沌に向かって落ちていっていたのかも…
「団一朗」悪の権化と思っていたけど、コイツも家柄という不運な檻の中にいたのかもしれない

「それもゾンビですけど…」 「いやぁあ!!」 「ぶぁあぶ!?」
コイツもある意味被害者だったのか…
「れあ」が生まれたことで、「団一朗」の愛情が移ったのかと思っていたが
最初の最初っから、「アリア」に愛情なんて向けて無かったとは
名ばかりもいいところな、あまりにもみじめだな母親だな…
才能も家柄の自信も持ち合わせていた「アリア」
努力も手間も惜しまず一途に「団一朗」を支えてきたのに
それが名ばかりの結婚に、形だけの母親、その上愛の欠片も無い
自信家であったがゆえに、そのダメージは想像しがたいレベルだな…
「アリア」の近くには、誰ひとりとして味方と言える存在がなかったし
まさに飼い殺しどころか放置だな、「団一朗」にとって道具でしかなかったんだろう
そして長年、積もり積もった嫉妬が
あろうととか「れあ」に向けられていたんだな
「アリア」の何処が悪かったか? と聞かれれば…
それは、さんか家の「団一朗」に近づいてしまった事だろうな…

「ありがとう…だが許さん古谷千紘」 「………。」
だめだ… もう完全に酔ってしまって、歯止めが利かなくなっている…
この期に及んで、ありがとうや許さないなど…
「れあ」の意味を組みといるところか、自分の意思をさらに押し付けようとするとは
もうこれは、急なカーブを制限速度超えて走る電車と同じだ 危険きわまりない!!
どんなに純粋な愛でも、腐ってしまえば悪臭は漂うんだな…
15歳にマジで告白したあの頃の「団一朗」は何処へやら
見る影もないどころか、凶暴な方へ変異している
これは誰かがぶん殴って修正しないと止まりそうにないけど、殴れる人物がいないね…
「千紘」は、本当の意味で「れあ」を救う事は出来るのだろうか…
そしてこんな歪みきった家族にも、ハッピーエンドは来るのだろうか…
全ては「千紘」にかかっているけど、頼りねぇな… な今日この頃~
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