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氷菓 10話「万人の死角」
の感想を
イリス先輩は、お茶に誘う
その瞳は鋭く、冷静だった
省エネ主義者は、その瞳に吸い込まれてしまう
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あらすじ
今回の映画の犯人探しを依頼してきた「イリス先輩」が、「折木」に話を持ちかける
推理の才能を買い、「折木」個人直々に犯人探しを依頼したいというものだった
一時は断ったが、「イリス先輩」の甘い言葉の数々にその気になってしまう
「折木」には似つかわしくなく、本腰をいれていざ推理を始めたが
「福部」「マヤカ」には事情があり、一人で推理することになる
そして今までの細かなヒントを元に、とんでもない犯人を推理する
その事を依頼人「イリス先輩」に伝え、その案が通り映画は無事完成に導いた
映画の出来は、非常に面白いものになっていたが…
「折木」は、失敗を犯す

「これまでの一件で技術を証明した、君は特別よ」 「………!?」
ま、まさか、省エネ主義者を惑わしにくるとは・・・
その名が学校の中でも有名で知れ渡っているのは、このためだったのか!!
「イリス先輩」の事を少々なめていたかもしれない…
凄いを通り越して恐いほどに、言葉言葉に凄い重みを感じてしまう
これももしかして、旧家の生まれならではの能力なのかもしれない
そんな「イリス先輩」の言葉だが、どうも納得が出来ないところがある…
「折木」には高い能力があるから認めていると言っていたが、少々高く買いすぎの様な気もするし
さすがにここまでベタベタに褒めてくると、何か裏がるんじゃないかとも思えてくる
省エネ主義者には、もったいないすぎる言葉の数々褒めまくってきて、少し怖い…
でも、当の本人は疑うより、変に自分の力に自信を持ってしまったようだ…
なんだか「イシス先輩」のいいように、誘導されてしまった感じだな
NOとは言わせない「千反田」とは反して、「イリス先輩」はYESと言わせるタイプなんだろう
「イリス先輩」の瞳は人を才能で分別してしまう、まさに武器の様に鋭いな

「なろうと思えば日本一にだって!」 「いい物はいくらでもあるさ、でも羨ましい限りだね…」
省エネ主義者に似つかわしく無く、思いっきり惑わされてしまっているな
本当に悩む「折木」の姿は、見ていていると背中がかゆくなってしまうよ
才能か… 努力と対なる存在
世の中には、『努力を惜しまなければ才能のある人にも勝てる』と言う人もいるし
反対に、『才能の無い人は、いくら努力しても才能ある人には勝てない』と言う人もいる
人は結構、才能と言う目に見えないものに振り回されているもの
しかも、目にも見えず形も無いから、量を測ることも枠に当てはめることも出来ない
つまり、才能とはとてもいい加減な基準だと、オレは思う
それでも、世の中には理屈じゃ言い表せない、まさに才能と言う物を持つ人はいるよね
計る事もくらめることも無いのに、そこには確実にある
だからこそ、才能とい言葉に憧れる人や、才能と言う言葉に溺れる人がいるんだろうね
まさに今の「福部」と「折木」のように…
あの去り際に言った『 それにしても羨ましい限りだね 』、何か深い感情を感じるね

「カメラマンが第7の人物だと!?」 「そう最初から7人だったんです」
な…なんだと!? ずいぶんと意表を突かれた大胆な推理だ!!
『 犯人は作中に登場した人物で無ければいけない 』という、ノックスの十戒を守りつつ
変に難易度の高い密室を完成させられる立場の人物
この二つをクリアしていると言う意味では、確かに筋は通っており何の疑いの無い犯人像だ
”ホームラン!”
そうも言いたくなるよるよね、こんな廻りくどく難解な推理物を解いたんだから
きっとこの時の「折木」は、清々しい気分だったんだろう
それと同時に、自分には推理の才能があるとも確信したことだろう
だが、そんな心のスキが解決を急ぎ……
ことわざには、調子ずいて行動すると失敗してしまうというものが多くある
省エネ主義の「折木」なんかが、地に足のつかない事をした結果なのかもしれない

「あの映画にザイルは出てこなかったわよ」 「あぁ………」
やっちまった…
あれだけ大見え切って推理を披露したのに、見当違いな推理をしてしまったか…
しかももう映画の撮影は終了し、完成までしてしまい、あとは当日放送のみ
もう修正などの後戻りはできない、どうにもできない状況に陥ってしまったな…
省エネ主義者には、少々重すぎる重圧を背負う羽目になりそうだな
今更後悔してもどうにもならないけど、後悔せずにはいられないよね…
結局、「本郷」の描きたかった犯人とは誰だったんだろうか? そう思う今日この頃~
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