【感想】夏雪ランデブー 7話 無駄な抵抗・悪あがき

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夏雪ランデブー 7話6
夏雪ランデブー 7話
の感想を

こうなる事は分かってたいたけど、流してしまう”涙”
時間の止まった魂は、今を生きるキラキラした魂に置いて行かれる
それでも… みっともなくても… 「篤」はあがく

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あらすじ
「六花」の精一杯の告白に「篤」は涙する
目の前にいるのに、体は「葉月」の物で、「篤」としてはもうなにも出来ない事を知る
そうだとしても、少しでも「六花」と一緒にいたいと願い、海へと誘う
苦悩する「篤」を置いて、「六花」の時間は進み続ける
そして「葉月」の体で、一線を越える…
自分を見失った「篤」、みっともなくても今できる事をしようとする
生きている時に、やり残したことをはたしに出かける。



夏雪ランデブー 7話2
「この手は僕じゃないこの声も… たしかに僕はここにいるのに」

「葉月」が店に転がり込んで来た時から、こうなる事は遠からず分かっていたはず
なのに「篤」はみつともなく足掻いて、結局なにも出来ずじまい
目の前にいるのに、その行動その言葉は全て「葉月」の物になってしまう…
人の体で好き勝手やられている「葉月」も不幸だけど、「篤」の方も不幸なのかも
死んで自分の存在はとうに終わっているのに、その想いはいまだに生き続けているのだから

それにしても、本当に未練たらたらな幽霊なことだ
一瞬だけ… ちょっとだけ… 半日だけ… と「六花」との時間に必死にしがみついて
やたら長い奇跡を、だらだら堪能している
未練はもう無いみたいな事を言っておきながら、やり切れていない事が山の様にある
生きている間に、どれだけ心残りを残したんだか




夏雪ランデブー 7話3
「無理でも何でも、僕にだって一つぐらい譲れない物があったって…」

譲れないものか… なんかもう意地になっていないか?
「六花」の告白を直に聞いて、愕然としながらも
自分の気持ちをなんとかして整理しようとしている、いじけた子供のように見える

「 こんな事いつまでも続かない
  長引けば悲しくなるだけ
  それは王子が一番知っているはず…  」


「妖精六花ちゃん」が言っていたように
素敵じゃない奇跡がいつまで続くわけが無く、死者が居座っても傷つくだけ
この状況を困惑している「葉月」より、今の危うさを「篤」はよく理解しているはず
だからこそ、今一番しないといけない事は分かりきっている…
その事を分かっちゃいるのに、清算するどころか増加させてしまっている    (増やしてどうする!?)
「篤」もどうしたらいいのか困惑して溺れているのかもしれない、どっかの誰かさんと同じく

ところで、”譲れない物”ってのは、あいも変わらず「六花」の幸せなんだろうか?
「篤」が見る『六花の幸せ』とは、どんな形をしているんだろうな?
もしかしたら…
幸せとか言っている当の本人にも、それが何なのかを分かっていなかったりしてね




夏雪ランデブー 7話4
「それはそれは心残りだってしょうね」 「それ成仏フラグ立つんじゃね!?」

誰が主人公?
この数億といる世界で、誰が主人公かと尋ねられたら、それは自分だろうね
みんなそれぞれの物語を夢見て、自分主観で、自分が主人公の世界
この場合、「葉月」だったり「六花」だったり「篤」だったり
でも、この場合の主人公って何なんだろうな?
このスケッチブックは、誰の主観で世界が作られているのか?
妥当な考えだと「篤」になるんだろうけど… 主人公不在の物語ってアリなのだろうか?

そういえば「お魚六花ちゃん」は、、「篤」は「葉月」の事を好いているとか言っていたね
案外そうなのかもしれない
あれだけ嫌がらせの嵐をしておきながら、本性では気があう同士だったのかも
そうでなければ、こんな長い奇跡は起こらないだろうし…
ん? 待てよ!! もしかして…
嫌いだからスケッチブックに閉じ込めたんじゃなくて、別の意味があってのことなのかも!?
もしかして、「篤」は「葉月」に答えを出してほしくて閉じ込めたのかも…



夏雪ランデブー 7話5
「どこから何処までが…誰が何なのか… 営業妨害だよタコ社長…」

自分に嘘をつかず、告白したまでははなまる満点だったけど
一回の踏ん切りで何とか出来るほどには、その根は浅くはなかったようだ
「六花」はまだ、手放しでは歩く事は出来ないようだね

踏み出したはいいけど、もう一歩足を踏み出せない「六花」
進んでしまったから、もう前の様には戻れない
よく世間では『失って初めてその大切さを知る』とか聞くけど
「六花」の場合は『進んでしまって初めてその存在を知った』って感じだね

目の前で手を差し伸べているにいる「葉月」と、後ろで微笑んでいる「篤」
心の中で板挟み、
前に進むのもつらいし、後ろに進むのも悲しい
このまま助け船が来ないと「六花」のピュワ心が壊れてしまうよ


『 灯台下暗し 』(灯台のすぐ下は暗いことから身近な事情はかえって分かりにくいたとえ)
今まで見ずに目をそむけてきた足元
きっとこの2人には、照らしても底が見えない暗闇があるんだろうな  と思う今日この頃~



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