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氷菓 19話「心当たりもある者は」
の感想を
「奉太郎」への興味が尽きない、大天使「える」
「える」の興味をよそに移したい、省エネ「奉太郎」
2つの想いが交差するとき、物語は生まれる!?
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あらすじ
「折木」「千反田」は、地学準備室でふけていた
ふと投げかけた推理の才能うんぬんに、「折木」は待ったをかけた
自分には才能なんて無く、全ては運だと大天使に分からせるために、勝負持ちかける
その時流れた不可思議な放送で証明することに
放送の不審な言い回しや身の回りの情報を組み合わせて、徐々に「生徒X」を行動を推測する
犯行の理由を予想していくうちに、「Y」の存在を推察し
見事「折木は、あの放送の推察を完了した
やり遂げた2人だったが、なぜこのゲームをしたのかを忘れてしまった
再び輝くの瞳に、「折木」は一言『勘弁してくれ』

「理屈をくっ付けられると証明してやる!」 「面白そうですね♪」
なぜそんなにも自分の推理能力に対して、清々しいほど消極的なんだ!?
いつもいい加減な奴なのに、こんな時だけ胸を張って言われても…
さすが、堂々と『省エネ主義者』と自称しているだけはあると言う事か!!
『宇宙人』はいるかどうか?
UFOの写真、科学者の推察、些細な手がかりの様な物は見つかってはいるが
宇宙人はいると証明されていない、なぜかと言えば誰も会ったことが無いから
同じように、真実なんて当事者でなければ、これが真実だと証明は出来ない
手掛りがあっても、その時の運で導く結果にはずれが出てきて同然だろうし
たとえ完璧に組み立てたとしても
それが真実だと決定づけることは、当事者が正解だと言わなければ無理だろう
つまり「奉太郎」は
推理なんてあいまいで、当てにするようなものではないと、言いたかったんじゃないだろうか?
「イリス先輩」の一件で、かなり痛い目を見ているし
その場の状況でコロコロ変わる推理に、どっぷり浸かることはしたくないんじゃないだろうか
「奉太郎」にとって、推理は一つのツールでしかないのかもね

「真面目にやってます?」 「こんなに真面目なのは入学以来初めてだぞ!」
「える」を納得させるために、真面目な顔でごり押しか…
謎を解くのが目的じゃない、大天使「える」を納得させるのが一番の目的
やや説得力にかける『 帰納的推理 』って言葉を使って強引に押し通す
さすが「省エネ主義者」省く精神は健在だ、まったくもって汚いぜ!!
ところで『 きな臭い 』の意味だが
『 戦争・動乱などの起こりそうな気配がする 』 『 なんとなく怪しい、うさんくさい 』
など、何か怪しい気配がするという意味らしい ※国語辞典 goo辞典より引用
そして肝心の由来だが
『 きぬくさい(衣臭い・布臭い) 』 『 木のくさい(木の臭い) 』
などの諸説あるらしい ※語源由来辞典を参照

「破綻しています!カタストロフです!」 「まぁ…落ち着け…」
大天使が大興奮!! 可愛さ余って、自分も大興奮♪
やっぱり顔が近いよ~
そういえば
『万人の死角』での一件、「イリス」がよりよい映画にするための事件だったけど
あの時「える」は、作者の「本郷(ほんごう)」にとても感情移入していたよね
後悔だとか無念だとか、「本郷」がどう感じたのか、その気持ちが気になりますって
「える」は物事を考えるときに、その人の気持ちになって考える癖があるようだ
これは「奉太郎」には無い、凄い才能な気がするが…
この特殊な視点からみた感想から、真実に近づく大きな手がかりになってきたし
自分の才能うんぬん言っている本人も、自分の才能の事はちっとも理解していないようだな
「える」の底なしの気になる欲求は、いったいどこから来るのだろうか?
ただの興味からではなく、何か欲する物があるから強く求めていたりして
それが何なのかは、まだ分からないが

「機能のゲームの切っ掛けは… ひょうたんからコマ?」
どんな物にもぺたぺた出来る事を証明するつもりが
完璧に推理し、その推察は見事当たってしまっていたようだ
本末転倒とは、まさにこのことを言うんじゃないか?
まあ当人2人は、なんで推理したのか忘れちゃってるし、これはこれでよかったんだろう
運の要素が強く当てにはならないと言った「奉太郎」だったけど
結果的に当たってしまった
でも推理する過程では、結構その場その場の思いつきで推理した部分は大きかったよね
「奉太郎」の持論は、半分ぐらい当たっているってことなのかな?
そして「奉太郎」の才能を証明しようとした「える」だったけど
その場の思いつきや、「える」の助言が無ければこの推理には辿り着けなかっただろう
「奉太郎」一人だったら、たぶん万引きってことで決着していただろうな
っといっても、その場の思いつき・少ない手掛かりを、上手くまとめて推理したのは
まさしく「奉太郎」にしかできない事、才能ってことだろうね
「える」の発言は、半分ぐらい当たっていたって事になるのかな?
なんか結局半々みたいな感じになっちゃったな
つまり真実を見るには、才能も運もいるって事を言いたかったのかもしれない 今日この頃~
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コメント
名無し | URL | -
帰納的推理・・・じゃないですか?
( 13:37 )
ケの人(管理人) | URL | -
Re: 名無しさんへ
誤字のご指摘ありがとうございます
『 ×機能的推理 』 『 ○帰納的推理 』ですね
初めて聞いた言葉だったので、こちらかと思ってしまいました
特殊な事例から一般的な法則を導き出す、って意味らしいですね
( 05:24 )
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