
夏雪ランデブー 10話
の感想を
肥大化した気持ちは、「六花」を欲し「葉月」を捕らえる
自分に意思とは関係なく落ちる、それでもむしゃらに暴れ続ける「葉月」
拮抗する2人の想いに、一筋の光が差し込んだ
『 夏雪ランデブー 』の公式ホームページはここから
あらすじ
開かれる自分の葬式、何が何だかわからない「葉月」
六花の顔した「篤」が言う、これが末路腹をくくれ 六花を返せと
ついに閉じ込められた「葉月」は、もみくちゃになりながら落ちていく
変わる景色、宙に浮いた体「葉月」はあの時と立場が逆転していた
そこで見る、自分の顔した「篤」と笑顔な「六花」を
挫けそうになりながら、体を返せと 「六花」を解放しろと感情たかぶらせて言う
そんな「葉月」の姿を見た「篤」は、見納めかとおにぎりをほおばる
ふと「六花」の口から、2人も想像していなかった意外な言葉が漏れた。

「覚悟も無いまま引き受けた気になって… これが末路」
笑えない冗談だ
自分の葬式を目の当たりにさせられるなんて、縁起でもねぇ
いつかはこうなるのでは… と思っていたけど、意外と早かったな
この世界は、どこまでも「葉月」には辛口のようで
「ミニ六花」と「作者」が言うとおり、「葉月」意識は低いのは間違いなく
幽霊と闇取引して 変な世界連れて来られて、まだどうにかなると思っている時点で…
にぶちんの馬鹿は否定できそうにない…
どちらが「六花」の事を強く想っているか?
数か月そこらの浅い関係の人と 病気で死に分かれ幽霊にまでなった人 とを比べたら
強さだけで比較するなら、どちらなのかはハッキリしている
「篤」が心底「葉月」を恨んでいるのも、分からない話でもない
単純な想いの強さなら、決して負けていないのだから
けど 想いの強さだけが『人を愛する』、絶対条件なのだろうか?

「何の罰ゲーム!? ちょ、お前!!」
長かった、5話での出来ごとのツッコミが10話にしてやっときた!!
「葉月」のその言葉を、どれほど待ちわびていたか
まさか立場逆転するとはね、本当に安っぽい奇跡だな
「葉月」の面目丸つぶれ、幽霊をけなしていた本人が幽霊に
体があるハンデキャップに調子こいて、邪魔だとか 消えろ とか言ってたけど
ゆいつの長所を奪取されたあげく、「六花」といい雰囲気になっているし
これじゃ、どっちが邪魔者か分からないな、さぞ悔しかろう…って
今の「葉月」には、地団駄も踏めないか…

「だからこれ以上邪魔しないでくれよ」 「涙が…入れ物が生きているからか」
考えていなようで考えている… いや感じていると言った方がいいかな?
スケッチブックの世界で、「篤」の恵まれない生き様を目の当たりにして
それでもなお、「六花」の幸せを願う「葉月」
世間では、これを『一途』って言うのかな?
涙を流せるっていい事だよね
好きな人の心がよそにある事に、嫉妬するのではなく
「六花」の想いを知り、「篤」の存在の大切さを知り
それらを理解したうえで、もうこれ以上傷ついてほしくないと願い涙する
幽霊の「篤」には出来ない考え方だね
純粋な馬鹿だと知っているからこそ、「葉月」を全否定できないのかも
一様ライバルと認めているのかも
だからこそ、体を奪い去ることはやめたようだね…

「じゃ…私が好きになった葉月くんは何処にいるの?」
死んだ初恋の相手が目の前にいて、これ以上に無い幸せなひと時のはず!!
『 このままいつまでも一緒にいる! 』と言い出すとばかり思っていたんだが…
何気ない… けど鋭い一言を放つ
このまま「葉月」は、もみくちゃになって消え去るかと思われたが!?
ここにきて、とあるバイトを思い出す「店長」
まだ、勝機は残されていたようだ!!
「篤」が死んでから時間は進み続けた、そう3年分も
変わらず愛し続けた「篤」に対し、「六花」は時間の中でゆっくりと変わっていたのかも
そして「葉月」の登場が、「六花」の心を後押しした
過去に囚われていた世に思えていた「六花」は、ちゃんと今を生きていたようだ
あの時、図書館での「六花」の決死の告白は、決して「篤」の代理が欲しかったからではなく
本当に「葉月」の事を好きになったからの言葉だったようだ♪
過去の恋人と 今の恋人 「六花」はどっちを選ぶんだろうね♪
「葉月」に一票 今日この頃~
『 夏雪ランデブー 』の公式ホームページはここから
- 関連記事
-
- 【感想】夏雪ランデブー 最終回 生きていくこの奇跡
- 【感想】氷菓 21話 心より哀を込めて
- 【感想】夏雪ランデブー 10話 美しくバカな若者には悲劇が似合う
- 【感想】氷菓 20話 俺の凶がそんなに嬉しいか
- 【感想】夏雪ランデブー 9話 今に転ぶよそんなんじゃ

コメント
コメントの投稿