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氷菓 21話「手作りチョコレート事件」
の感想を
花のバレンタイン… と「奉太郎」は遠巻きに見ていた
チョコを贈って喜ぶはずが、心の行き違いからそれは叶わず
4人は、ちょっとほろ苦い青春を送る
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あらすじ
「伊原」はバレンタインに闘志を燃やしていた
前年「福部」にチョコレートを拒否られ、今年こそは受け取ってもらおうと
専門店にまで足を運び、渾身の一作を作り上げる
当日、「伊原」の都合により部室に置いて渡すことにした
そして事件は起こる
「千反田」が目を離したスキに、チョコレートが盗まれてしまっていた
「折木」は重い腰を上げ、犯人探しをすることに
色々調べるが犯人分からず、沈んだ雰囲気の中、部活帰りの「伊原」が…
悲しげな「伊原」の顔を見た「千反田」は、声を荒げて無理にでも探すと言い出す
だが「折木」は、犯人の目星はすでについていた…。

「ん・・・ もう今から緊張してどうするんだろ」 「きっと受け取ってくれますよ」
忘れていたが、「摩耶花」は「里志」に惚れてたんだよね
素直じゃないデータベースに、何ぜ惚れているのかは置いといて
バレンタインは、絶好の攻撃(落とす)チャンスだな
「摩耶花」の闘志は熱い!!
ラッピングをこったり、可愛らしい形にしたり、まさに愛を固めたような贈り物
世間では一歩的に、チョコ欲しい欲しいとか言っているけど
送っている本人からしてみれば、愛を固形化して叩きつけているもの
そう考えると… 重たくて易々と食べることなんてできないよ…
まあ、今回の「摩耶花」は「里志」を見返すために頑張っている気もするが…
そういえば、どうもカカオ豆からチョコレートを作るのは、相当面倒くさいようで
焙煎させたり、分離させたり、粉砕したり、混合したり、微粒化させたり……
アホらしいほど沢山の調理工程がある
チョコを溶かして再度固めた物を手作りだと、言いたい気持ちが分かった気がする
皆さんも「固めただけだろ…」とか言っちゃイケないよ~
そこには、金より重い”想い”が込められているんだから

「俺に預けて安心して帰ってくれ」 「わかりました… 折木さんを信じます」
他人の感情を敏感に感じ取ってしまう…
いや、他人の感情を自分の中で増幅させてしまうと言った方がいいかな
その人の事を思うばっかりに、その人以上に傷ついてしまう、「える」は優し過ぎるな
自分の失態がからと言って、落ち込みすぎじゃないか? とも言えるが
これは他人には真似できない「える」の長所でもあり、短所な部分…
前にも言ったが「える」はその人も気持ちになって、物を見る能力がある
きっとこの時、『「摩耶花」がどれほどチョコに想いをこめていたか』
そして、『もし盗まれたと知ったらきっと凄く傷つく』とイメージを膨らませていたんだろう
「摩耶花」が傷つく事を恐れ、どうにかして必死に見つけ出そうと
だから、普段冷静で大人しい「える」が、まるで人が変わった様になり
無茶な捜索をしようとしたんだろ、あの時「奉太郎」が止めてなかったら…
「える」の能力は、まさに”もろ刃の剣”
得難い強みでもあり、ボロボロとくずれてしまう弱みでもあるようだ

「受け取らない方法はこれしかなかった…」 「だが千反田を傷つけた」
最初の方から「摩耶花」は「里志」惚れていたんだよね
振り返ってみると、2人はラブラブしたり、デートしたりはなかったよね
よくよく考えてみると変な話だのに、自分も気付けなかったよ…
『 こだわる事を捨てる… 』か
カンヤ祭の時、能力のある「奉太郎」に嫉妬していたりしていたよね
自分の能力の無さに腹を立てて、嫌気がさして
それでいっそのこと捨ててしまおうと… 「里志」はそう思ったんだろう
出来ない事を諦める、身軽になると言う意味では悪い方法ではないが
身軽になった分、今更切り離したものを背負うなんて、簡単に出来る事じゃない
それを簡単にしてしまうと、過去の自分に戻ると言う事だから
身軽になりたい自分と、重たい愛が欲しい自分
そのギャップの中で、「里志」は答えが出せず”延長”と言う方法をとったんだろう

「もしもし、あのさ…話があるんだ…」
あの時「奉太郎」が、頭を小突いただけで終わらせたのは
「里志」の起こした不始末を、当人の手で終わらせさせるためだったんだう
つまり「摩耶花」謝らせるために
自分を否定さず「里志」は、答えを出せたのかな?
きっと今回の事で先送りにしてはダメだと、考え直すきっかけになったんだろう
不器用なデータベースは、「摩耶花」とどう前に進む答えを導き出したのだろうね
「里志」を一方的に否定さず、考えさせる余裕を作って問いただす
ホラーを見たくないと嘘ついて、さりげなく「摩耶花」の事も気遣う
「奉太郎」はずいぶん器用な事をするもんだ、省エネという不器用なことしているのに
何事も最初から器用に出来る人なんていないよね と思った今日この頃~
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