
夏雪ランデブー 11話 最終回
の感想を
怒って 泣いて そして笑って、光のあたる方へ進む
奇跡が起きて、花を満開の咲かす
開けない冬はない、凍えた3人に暖かい春が訪れた
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あらすじ
皆が不幸になるこの状況
これ以上ここにいちゃいけない、でもどうしたら「六花」から離れられるのだろうか
自分がいなくなるのが一番と… 「篤」はわかってはいるが…
「六花」は、自分が2人を巻き込み苦しめていると気づく
そしてその体を返して、私も一緒の骨になろうと言い出す
でも「篤」はハサミを落とし、「六花」に痕を残して姿を消した
体が帰ってきた「葉月」は、「店長」の肌の温かみに感謝し、生きていることに喜ぶ
そしてついに、その口から告白をはたした。

「後はどうすれば… お揃いの骨になるとか…」 「・・・・・・。」
確かに… 誰ひとりとして得をしない状況
二度と会うはずのな人が目の前にいて、でも現在進行中な好きな人がいて
答えを出そうにも、出せないよね
どちらかを選ぶって事は、選ばなかった人を捨てるってことになってしまう
出来ないよ… だって、どちらも好きな人にかわりないのだから
どちらかを犠牲になんて出来ない…
だからこそ「六花」は『 お揃いの骨に… 』と、自分を犠牲にて…
自分が原因なら、自分の命を使って… と思ったのだろう
決死の覚悟、どっちつかずの「六花」らしい選択だ 本当に不器用なことで
でも2人は、それを望んでなんかいない
これを言わせるなんて、「篤」も「葉月」もダメダメだよ
守るとか幸せにするとか言ったクセに、みんなみんな本当に不器用だよ

「吸血鬼だからね なんつって」 「し、島尾くん!?」
とても、いい顔だ
まるで今まで積み上げられてきた後悔が、スッキリ消え去ったかのような
最後まで素直じゃない、タダでは消えてやらない様で
あんなにくっきり歯形を残すなんて、本当に未練たらたらだよ
でも悪霊のわりには、最後はすんなりだったな
長い間の未練が、冗談を言うぐらいで消えるとは思えないんだが
やり残したこと全部をしたわけじゃないのだろうけど、「篤」は微笑んでいた
最大の心残りを克服できたから、素直に去ることが出来たのだろう
「篤」の一番の願い、それは「六花ちゃん」の幸せ
剪定ばさみを振り喘げた時、霊体の「葉月」がとび込んで来た
必死な姿を見て、コイツになら預けられると思えたんじゃないだろうか
つまり「篤」の心残りは、今後も「六花ちゃん」を幸せに出来るかどうか
「葉月」になら、きっと幸せに出来ると感じたから、素直に体を返したんだろう
自己中かと思っていた幽霊は、真に「六花」の幸せだけを願っていただけなのかもね

「あの人のほかに好きになったのが 葉月くんアナタで良かった」
嫉妬深く未練がましい「篤」と、若いだけが取り柄の暑い「葉月」
この2人に挟まりながら、よく頑張ったものだ
普通だったら投げだしたくなると思うんだが、自分なりに食い付いた
これもそれも、好きな人だからこそ、真剣になれたのだろうな
「葉月」の好き好きパワーに当てられて、「六花」にも火がついた結果なのだろう
好きな人だからこそ… ってやつなのかな
過去の「篤」との思い出に踏ん切りがつき、「葉月」のおかげで恋に前向きになれた
今回の一件で「六花」は、とても大きな一歩を踏み出す事ができたようだね
再スタートじゃないけど、明るい人生を始められたようだ

「それくらいどうってことないです これからの店長の時間は俺が貰うんだから」
幽霊込みで好きになったと言いきった事はあるようで
「篤」含めて「店長」を好きになるなんて、通常出来っこないこと
どこまでも一直線で熱い恋心を持っていたようだ
パッと見た感じ、髪が以外変わった様子は無いように見えるけど
その心は、大きく成長したように見える
へんてこな世界を旅したおかげで
「葉月」の中のふわふわしていた決意が、強固なものに固まっていった
辛い思いをしたからこそ、より強く思う事ができるようになったんだろう
最初の方は消極的でへらへらしていたのに、こんなにも意気込み強く
あのスケッチブックは、頼りない「葉月」を鍛える訓練施設だったのかも(笑)
ずいぶん豪華なトレーニングだこと

この浮遊霊は、まだまだ「六花」の事が好きなんだろう
だから、まだこんなところをふわふわしているんだろうな
ったく死ぬまで側にいるなんて、諦めの悪い奴だよ本当に
「篤」の好きな未練は、まさに一流だな
終わりに
4話の途中から感想書き始めていましたが
初めから書いていればと、ちょっと後悔しています…
面白くもあり、切なくもある、こんなにも書きごたえがある作品を逃すところだったんて
私もまだまだですね
夏雪ランデブーは、なかなか難しいところを突いてくる作品だったと思います
不思議な世界や、長々と続く入れ替えとか
どう解釈したらいいのか難しい場面が多かったように感じます
少し不思議な流れだったけど、言いたい事はひしひしと伝わってくる
想いの重さをよく表現できていた作品だったと思います byケの人
久しぶりに「いい作品と」正直に言えるものを見た 今日この頃~
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