
中二病でも恋がしたい! 12話 最終話「終天の契約」
の感想を
「ダークフレイムマスター」は「六花」に手を伸ばす、光る世界を手に入れるために
重要なのは世界ではなく、世界を手に入れたいと思う心だったようだ
大事なのは、たった一つのキラキラしたもの
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あらすじ
痕跡を消し、どこか遠くへ旅立ととする「六花」
笑顔で送り出すべきと考えていたが、その手は止まる、これでいいのかと…
そこに2代目邪王真眼から真実を告げられる
全てを知った「勇太」は、囚われた心を救い出すため加速する
封印していた「ダークフレイムマスター」を解禁する、誰でもない「六花」のために
呪文を唱え闇が全てを満たす時、2人の前に不可視境界線が姿を現す
そして「立花」は約束の言葉を、向こう側にいるパパに伝える

「なんか カッコイイデス!」 「結局お前はどっちなんだよ?」
連鎖的に変化し変貌するメンバー
あの剛情な「凸守」が、自ら変化するとは意外だな (中身はまったく変わっていないが)
駅で「勇太」にガツンと言われ、「凸守」もこのままじゃいけないと悟ったからなのかも
「六花」が必死に卒業しようとしているなら、自分もそれに合わせてと…
ストレートにしたのは、「凸守」なりの気遣いだったのかもしれない
そして「くみん」も
邪王真眼を継承するとは律義な事をしたもんだ、絶対恥ずかしいに決まっている
でも、邪王真眼を受け告いで欲しいなんて、頼んだりするものなのだろうか?
いくら「六花」でも、そんなハタ迷惑なお願いはしないだろう…
夜にばったり会った時、実は伝言しか受け取らなかったのかも… でも「くみん」は眼帯を!?
もしかしたら、眼帯を付けたのは「くみん」が自発的にしたことなのかも!
自分が邪王真眼を語る事で、「勇太」奮い立たせようとしたんじゃないだろうか!!
「くみん」が「六花」のマネをしたのも、このままじゃいけないと感じたからなのかもね
そう、全ては「六花」と「勇太」を事を願っての行動だったんだろう
いい友ってのは ここぞと言う時に助けてくれる、それってすごく幸せなことだよね

「それは中二病なのか?」 「違うのかもしれないけど、囚われていると言うか」
アレはこうだとか、これはどうだとか
人は自分の築き上げたイメージに縛られ、生活しているのかもしれないね
「森夏」の言いたい事を上手く言葉にはできないけれど、分かる気がするよ
そう考えると、普通の人と中二病の違いなんて たいして無いのかも
いや、違いなんてないのかも
生きる理由、自分を勇気づける糧、それがただ単に頭の中に描いた世界なだけだったのかも
大げさに言ってしまえば、多かれ少なかれ 人間みんな中二病なのかも
でも何で、そんな事をいまさら「勇太」に?
しかも深いなと言った「勇太」に対し浅いと返す?
内容はけして浅くは…
あっ!、なるほどね 「森夏」が本当に言いたかった事が分かったぞ!
普通だとか、中二病だとか 目先の物に目が奪われるけど
重要なのはそこではない、問題はそこじゃない、違うところを見てしまっていると
「勇太」は中身ではなく、形に囚われてしまっていると、伝えたかったんだろう
重要なのはそこじゃない、と気づいて欲しくてこの話を振ったんやないかな

「自分の心が追い付いてなかった、だってすぐ治ると思っていたから…」
眼帯を外し変わった… と思っていたけど、そうではなかった
「六花」は別に現実を見ようとしてなかったわけじゃなく
パパの死を拒んでいたわけでも、家族を困らせようとしていたわけでもなかく
心配掛けまいと、自分を押し殺していた頃に
ただ元に戻っただけだったんだな…
子供だから理解していない何て事は無く、ちゃんと死を理解していた
突然だったから、死を受け入れられない… というわけでもなく努力はしていた
それでも、受け入れたくない悲しい感情は「六花」にはあっただろう
でも家族を心配さまいと、その感情を押し固めて 時の中に置き去りにしてしまった
いつまでも死を断ち切れない、カッコわるい自分
自分自身に嘘をついて、情けない自分に、負い目を抱いていたのかもしれないね
それを邪王真眼で補い、自分を確立しようとしたが…

「つまらないリアルへ戻るのか、俺と一緒にリアルを変えたいと思わないのか!」
知らず知らずのうちに、「六花」を助け導いていたんだな
前に何で俺なのか?と「勇太」は言っていたけど、
誰でもない、自分を救ってくれた救世主だからこそ、「勇太」だからこそだったんだね
今まで「勇太」は、中二病は封印と自分に言い聞かせ、
妄想ワールドを否定し、あざ笑って、自分が正しいように装っていたけど
本当にそうなのか? 現実で解決できることがすべて正しことになるのか?
振り返ってみれば、「勇太」は見たくない物に蓋をして、自分に嘘をついていただけの様な気がする
それはただ単に、自分自身から逃げていただけだったのかも
逃げていたのは「六花」ではなく、現実と言う箱に隠れた「勇太」の方だったのかもね
自分が「六花」にって大事な存在と知り、自分が間違っていたとを知り
過去の自分にまで説教くらい、やっと直視できた
本当に言いたい自分の言葉に気づけたようだね

「さよなら… さよならパパ… さよなら…」
死んだ人には二度と会えない、「六花」だってそのぐらい分かる
だったら、「六花」は何をあの頃に置き忘れていたのか…
理解・時間・思い出・色々考えていたけど、そんな難しい事ではなかったようだ
オレもまだまだだったようだ、こんな単純な事に気付けなかったなんて
そう「六花」がやり残してしまっていたこと
それは”パパにお別れのあいさつをすること”だったんだね
だから合わなくちゃいけないと不可視境界線を、探し続けていたんだろう
言えなかった事が心に引っ掛かり、明日が見えずにいたんだろうね大好きなパパにお別れを言うために
唐突な別れだったから、理解が追い付く間もなかったんだろう
明日には治ると思っていた人が、冷たくなるなんて想像なんてできないよね
終わらないままに、ずるずると時は進む
晴れない気持ちのまま、周りは変わり「六花」だけが置いてかれてしまった
追いつかない意識の中で、自分がどういう人物だったのかを忘れてしまったんだろう
でも「勇太」と出会い、「六花」は自分を取り戻した
そして明日を見るために、お別れを言わなくちゃいけなかったんだろうね

「わたしの目見る?」 「でもやっぱり中二病は恥ずかしい」
やっぱり、眼帯をして 腕に包帯巻いて 相手を突き放すような言葉づかいしてこそ
オレの知っている「六花」だ♪
たとえ、作ったキャラを演じていただけだったとしても
気の迷いからの一時的なものだったとしても
それが「六花」だったと言う事には変わりない
目に見ない者と本気で戦い、別世界に想像し、自分には力がると信じ、「勇太」を愛する
誰でもない、誰にもなれない、世界に一人しかいない特別な存在
中二病とか妄想とか関係なく、これが「六花」なんだろうね
素直に自分らしく、それこそ本当の意味での自分に向き合う事なんだろうな
今 恥ずかしい事や、間違いをしてしまったり 悔む事は多い
でもそれは、長い人生の中の一片でもあり、自分自身を作る大事な1ピースでもある
大事なのは、いかに自分らしく生き、答えを見つける続けられるか ってことなのかもね 今日この頃~
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