おもしろくて何が悪い : 【感想】まおゆう魔王勇者　4話　知れておる愛情だ

あらすじ
連合との会談に挑む「魔王」
その目的は、連動を通じ未開の地を開拓させ、大規模農場を作らせることにあった
だが、良い事ばかりで不審に思った連合側は、「魔王（学士）」に自信のメリットを問う
「魔王」はそこで堂々と戦争終結を言い放つ
さらに不信感を増す連合に、2番目に強い絆は損得だと、説得にかかる
呆気にとられた連合は、初心に帰りこの申し入れを受けることにした
無事に会合を終わらせた影で、「魔王」と「勇者」との間に溝が生まれていた
頼られない「勇者」は、自分の存在意義を疑っていたのだ
そしてまた「魔法使い」を探しに行くのであった。




「戦争の早期終結」　「バカな、我々の勝利以外で戦争の終結など！」

ジャガイモがきたから、来るかと思っていたがこんなに早く本当に来るとは
食って良し、家畜の餌にしても良し、バイオ燃料にしても良しの、トウモロコシ

まあ疑うのも無理はないな
システムなんて形が無いから、パクろうと思えば造作の無いこと
自らに得が無いのに、莫大な利益をもたらしてくれるなんて、商人じゃなくても疑うよ
さらに、何のためと聞かれて素直に”戦争終結”と言うとは、大胆過ぎる策に出たな
相手が戦争で利益を上げていると分かっていて、吹っ掛けているのだろうから
それは、相手から今ある利益をむしり取ろうとしている行為に等しい
これは後ろから刺されてもおかしくないほどの、危ない行為だ…　（実際、暗殺者が…）

でも、それを”損得”の一言でひっくり返すとは
金銭中心の商人の思考を読んでの一撃必殺！！
商人の損得感情を逆手に取った策だな、商人のしたたかさを利用しんだな
商人以上に商人を理解しているからこ出来る、芸当だろうね

にしても、相手を落とすのはいいいのだが
まさか相手の心まで落としてしまうとは、これには「魔王」も予想外だったろうな
その美貌が、いらんところで発揮されとる…




「魔王様を避けてらっしゃいますよね」　「うぅっ・・・」

チキンだ…　いや食べている料理の事じゃなくて…

すぐには、帰ってこないとは思っていたが…　まさか半年も顔を合わせていないとは
しかも、ちょこちょこ帰ってはきているっぽい、顔合わせるぐらいいいと思うんだが…
「勇者」には、遠距離恋愛をしたい願望でもあるのだろうか？
本人いわく、自分が役になっていないからという　億劫な理由…　なんてチキンなんだろう

「勇者」は、自分がたいして戦争終結に役立っていないと、思っているようだが
けど「魔王」が大胆かつ危険な策に出れるのは、「勇者」の存在があってじゃないだろうか？
優れた知識や能力あっても、地雷原に裸足で突っ込む様な事は出来ないだろう
それに、１人で何とかなるなら、敵側の「勇者」を勧誘するいつようもない
いくら有能な「魔王」でも、１人で出来ることには限界がある

だから、「勇者」が必要なんじゃないだろうか？　いや必要としたんじゃないだろうか！！
「勇者」はいわば”保険”の様なもの、いざという時の最後の砦
後ろを気にせず戦えることほど 心強いものはない 戦士ならわかるだろう
自分がどれほど「魔王」を支えているかを、分かっていないのかもね

前線に出て戦いうだけが戦争じゃない、それを理解してない「勇者」は まだまだ未熟ってことかな
そなことも分からないヘタレだから、「メイド長」につつかれるんだぞ




「私は何でこんな事をしているんだ」　「信頼しているからじゃないんですか？」

これが天の下で一番強い絆の力かなのか↑↑

「魔王」がきてから、色々とずいぶん充実してきたな
田畑もそうだけど、村の信頼や・研究の設備・人脈と言った部分もね
教会や連合とのパイプも手に入れることに成功し
「騎士」が村に来て、生徒を教育してくれる、剛腕な仲間も増えたり
可愛いだけで頼りなかったこの子も、「学士（魔王）」の片腕ほどの役割までになり
順調かつ確実に、「魔王」の目指す丘の向こう側に近付いてきている気がする

まあでも、人が増え関わりが増すと言う事は
行き違いやすれ違いを生む機会が増えると言うこと、いざこざや争いなど
現に「魔王」と「騎士」の間に、何やら火花が散っている気がするし
大きな利益が動くようになってきているから、今回の様な暗殺者の様なことも…
力が付き始め 頼もしくなった半面、それに伴うリスクが怖いな

もうすでに行き違いなら、起こっているしね
絆とやらで、まとまればいいが




「策も無い意義も無い それでも兵を送り込むなんて正気の沙汰じゃない」

「魔王」の策略は上手く動き出し
協会を通じ、順調に食料の確保・戦争依存の脱却がなされつつあるのに
ここへ来てまた戦争ですか…

「魔王」が思っている以上に、戦争の根は深く 抜け出せないもののようだ
ダメだ、なんとかしなくちゃと頭では分かっていても、素直に前には進めない
君たちの首の上についている物は、飾なのかと言いたいぐらい、浅はかな思考だ
まさにこの国 この世界は、治らない病にかかってしまっているよなものだな
「魔王」の策が、この治らない病の薬になるといいんだが

一番この人たちに必要なのは
食糧でもなく お金でもなく、上手くいくと言うビジョン、イメージが欠けているのかもしれない
戦争なしでも暮らしていけるという考えも持たせられるかどうか、なのかもしれないな
と思った今日この頃～

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