
まおゆう魔王勇者
6話「お帰りなさい勇者/ああ、爺さん…ただいまだ!」
の感想を
戦争は苦しい辛い痛い
それを背負う「勇者」と、それを知る「魔王」
一人だった世界に、少しばかりの光が差し込んだように見えた
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あらすじ
魔王と勇者の計画が大きく動き出す
極光島を攻めあぐねていたが、島まで橋をかけると言う奇策で打ってでる
一方、勇者は、街に悪い噂を流し幻術をかけ苦しめ、兵を町から追い出した
魔軍は劣勢になり、籠城戦になりかけた時
さらに、街から逃げ帰った兵も相まって乱戦に、敵の大将も前線に出て戦いだす
奮い立つ「南氷将軍」に「騎士」が打って出る、そしてみごと打ち倒した
多くの犠牲を払ったが、島を取り戻し街を軍の独裁から救うことに成功
虫の息だった街にも春風が吹き、自立への道が開かれた。

「戦争は何故終わらないのですか」 「難しい問いだ 何故だろうな」
当たり前に誰しもが思う事だよね
『戦争』さえ無ければ、世界は平和に上手く動くのにと思うよね…
廻りくどい表現や、分かりにくい例えをしているから ん?って感じだけど
つまり「魔王」はこう言いたいんだろう
自分ではない誰かとで合う時 そこに関係(コミニケーション)が生まれる
不思議や興味からくる『話す』 嬉しさ楽しさからくる『笑い』
ドキューン♪からくる『恋』もそうだし、怒り怖さからくる『争う』もある
『争い』は、多々ある関係の形の一つであると「魔王」は言いたいんだろうね
人間と人間が合う時に必ず起きる現象、『争い』もその一つだと
簡単の様で 難しく一言では言い表せられないようで 実に単純な事
人間がいる以上、複数の人が出会う場がある以上、争いは起こりうるって事だね…
「魔王」はすでにその事実を知っていたから、戦争を止める事だけが重要ではないと考えたんだろう
人間の争う本能を踏まえたうえでの真の平和、それが『丘の向こう側』なのかもね

「にしてもすごい顔だな」 「妖精幻術最強えへん♪」
魔族を味方につけている… なんと言う人徳のある人だ
もう「勇者」が魔族を束ねた方が効率いいんじゃないか?
てっきり街にいる魔族を他の町に亡命させると考えていたが
兵の方を町から追い出すとは…
しかも、噂という直接的でない手段とは、精神的攻撃で兵を倒すとは アッパレだ♪
人が本当に怖いものは、形のある銃より、形のないオバケや死だったりするからね
それに、街にいる常駐兵は、どうやら日々に不満があり 帰りたい気持ちがすでになったようだし
へたれな「勇者」にしては、抜群にいい方法を取ったもんだ
それに無理やり後釜になった司令は、不器用そうな顔して かなりのキレ者のよう
兵力が劣っていると感じると簡単に手放す決意を付けるとは、理にかなった判断
意地を張って血を血で洗う戦いをしても戦利品は出ない、何の意味も無いからね
これは予想以上に事が上手く運んでいるんじゃないか!?

「終わったな…」 「・・・・・・。」
魔の長である「魔王」が、自分たちの種族を殺す手伝いをするなんて
たとえそれが平和のためでも… 胸がはち切れそうなぐらい苦しいだろうな
本人達も、出来れば行き違いで領地の入れ替えを狙っていたようだが
さすがにそこまで都合よく事は進まないよね
これは平和になるための”犠牲”って事なんだろうけど、やっぱり釈然としないね
痛みを含んだ争いは、痛み無しで止める事は出来ないと言う事なんだろうか…
現実の世界でも、戦争や内乱が日々起き、革命と言う名の戦いも噴き上がる
一度始まった戦争は、ハイやめますと仮に言っても簡単には終わらない
終息し決着がつくまで時間はかかる、その間人は死に続ける
革命だって、新しくなるためにとか言いながら死体の山が出来あがる
どの世界でも、死は死でしか止められないのかもね

「それなのに私達は、あなたを孤独にしてしまった」 「そんな事ないって」
「勇者」は強いと聞いていたけど、いまいち実感が無かったけど
振り返ってみれば、やっている事はずば抜けている
長距離移動が可能な『転移魔法』や どんな強力な相手でも捻り潰せる剣の腕
魔族の土地に行っても、のおのおとしていられる事もそう
人間どころか、魔族をも凌駕する戦闘力
確かに「勇者」の実力は一個人を超えている、もはや兵器その物の様な…
みんなに愛されて囲まれていたようで、実は「勇者」は一人孤独だったのかもね
前々から気にな這っていたんだが
2人が初めてあった時、そう『 丘の向こうを見たくはないか? 』と言う
「魔王」のよくわからん提案を、わりと簡単に承諾したよね「勇者」は
いくら理にかなっているとはいえ、敵方の大将と手を組むなんて普通じゃない
「勇者」は一人で戦った前線で、そして戦いの戦争の辛さを人一倍知っている
辛く苦しい戦争、一人で戦いの辛さを背負ってきたからこそ、もう自分だけで十分だと
仲間を置き一人で城へ、早く誰も傷つけずに戦争を終わらせたかった
これ以上仲間に世界の人々に、この苦しみを与えたくない強い気持ちがあったんだろう
だから夢物語りに見える「魔王」の提案の乗ったんじゃないかな
「勇者」は、凶悪なほどの力を持ちながら ビックリするぐらい優し奴だな
「王子」や「騎士」「エロじじい」が
幾度となく『 一人で 』と言う単語を使っている理由が分かったよ
優しい一人の人間に背負わせるには、あまりに重い物を背負わせてしまったからね 今日この頃~
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