
境界の彼方 9話「銀竹」
の感想を
知ることで人は強く賢くなれると、誰かが言っていた気がする
知識は人の人生を豊かにするし、磨いた技はどんな時でも人を裏切らない
でも弱くなってしまう事も、あるかもしれない
『 境界の彼方 』のオフィシャルサイトはここから
あらすじ
ナギの最中、異界士協会の「藤真」は行動を起こしはじめる
混乱の中、「秋人」の中の妖夢が目を覚ましてしまう
「博臣」は、「泉」の行動を不穏に思い蔵を家捜しした結果、あることに気付く
「秋人」の中に、最強の妖夢がいることを知る
しかし全てが遅く、「未来」の血の刃が「秋人」を貫いた。

「・・・表情は作り過ぎており自然さに欠ける」 「不愉快です・・・」
俺達はかけがいのないバカを失った……
メガネ屋のショーウインドウで7時間と聞いた時からまさかとは思っていたが
ここまでメガネを溺愛していたなんて、とんでもない逸材だったんだようだ
本当に「未来(のメガネ)」の事を強く愛していたんだな
人は、失って初めてその存在の大切さに気付くと言うけれど
今まで俺達が「秋人」のメガネトークに救われていたか、ようやく分かったよ
いいやつだったのに、残念で仕方がない…… (まだ死んでないけど)

「ご心配なく、回収させてもらうだけですから」 「キサマ!!」
なるほど、すべては読めてきた
なぜ皆は『うつろな影』を求めるのか
それは『境界の彼方』にも匹敵する力を持っているから、武器として使えるから
なぜ性格は仁しく無害な「秋人」を必要以上に危険視するのか
ただ強力な妖夢ではない上に、その正体はとんでもない代物だから
能力は強いが 異界士としてはまだ未熟な「未来」をなぜみんなが気にかけるのか
それは「未来」が切り札だから
たぶん『うつろな影』の一件も、今考えたら仕組まれていたかかも
そう言えばだが、『うつろな影』って実体がないんだよね…… でも「未来」は倒せた
実体のないはずの妖夢を倒す…… 血の力か
おそらく「未来」にしか「秋人」を倒せないと言うのは、そういうことだろう
妖夢ですら溶かす、強力な能力
それが「境界の彼方」もとい、不死身の「秋人」を殺す切り札だったってことだね

「アッキーを殺すんだな、最初からそれが目的だったんだな」 「はい・・・」
「未来」が、なぜ名瀬家に引き取られたのか
レアな「秋人」もあるし、単純に観察対象か、
それとも強力な物を手元に置いときたいという名門の性かと……
でもそれなら『名瀬家』が引き取るはず…… でも引き取ったのは「泉」らしい
あんなにでかい家を持ちながら招き入れるのではなく、アパートに住まわせる
善意からではなく、こっそりと利用するため
「泉」は「未来」を”この時”のための隠し玉として使うために、呼び寄せたんっだろう
初めから…… 「未来」が転校してきた時から全ては始まっていたのかもしれない
今振り返ってみれば、いきなり「未来」がぶっ刺してきたのかわかる
最初から「秋人」を殺す目的でこの町にやってきた、そして勝負を仕掛けた
スキあらば刺しにかかり、人との触れ合いを拒絶する
そうだよね、まったくもってそうだよね
「未来」が頑なに心を閉ざし、『不愉快です』と皆を遠ざけ続けていたのか
だって、ターゲットである「秋人」と仲良くしたら、殺しにくいもんね
そう全ては最初から始まっていた、こうなる事をわかっていた
だから「未来」は「秋人」を嫌いであり続けようとしたんだろう
ところで一つ疑問がある
「秋人」の中にいる妖夢が「境界の彼方」の本体なら、
それが自分自身の力の”妖夢が弱る”によって自分も弱るなんて事があるのだろうか?
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