
境界の彼方 10話「白の世界」
の感想を
いつもはツンケしているのに、たまにデレるのを『ツンデレ』という
いつもは「不愉快です」って罵倒しているのに、
「秋人」のためなら命だって捨てられるのが「未来」だと思う
『 境界の彼方 』のオフィシャルサイトはここから
あらすじ
時は数か月前にさかのぼる
「ユイ」殺しによって居場所を無くしていた「未来」は「泉」に声をかけられる
依頼の内容は、半妖でおそらく境界の彼方だと言う「秋人」を殺して欲しいと
さっそく接触した「未来」だったが、
想像していた人物像より「秋人」がゆるゆるで、本当に殺すべきなのか迷い始める
幾度のチャンスを見逃し殺すことをためらうようになってしまう
「泉」は「秋人」を殺さずに境界の彼方を倒せる方法を「未来」に教える
「未来」は迷わず……。

「僕に似ているからって… いやなのかよ!」 「ううぅ… 嬉しいですか?」
確かに、この”人達”は、ダメかもしれないな
最後の思い出か
夏の終わりって、何処か寂しいよね
楽しい夏休みが終わるからからなんだろうけど、別に年が終わるわけじゃない
別れの季節でも寒くなる季節でもないのに、なぜか寂しい
これから楽しい?新学期のはずなんだけど、全てが終わってしまったかのような
これから先があると分かっていても、今がいとおしくなる
「秋人」もそうなんだろう、本当に妖夢が出て行ったなら これから楽しい人生が待っている
異界士とまみえる過激な日常は終わるけど、新しい日常が始まる
けど「秋人」は”これから”ではなく”今まで”を選ぶんだろうね
これから楽しい人生があり、今までより数倍楽しいものがあるとしても、選ばない
今までのちょっと楽しい生活を選ぶだろうな、そういうものさ
人って、新しい未来より かけがいのない過去を選びたがるものだから
あっ、未来ってのは「未来」の事じゃないからね

「この呪われた血は、普通じゃない・・・」 「それは僕も同じだよ」
これが人を滅亡に向かわせる権現の顔かのか?
アレで弱っていたのか!?
「泉」いわく、うつろな影によって弱っていたらしい… アレで…
かなりの大惨事を起こしたのに、アレでまだ弱っていた方となると、本気は想像つかん
いくら半妖でも 本人は人畜無害な人で、そこまで危険なのか?と思ってたけど…
「未来」の能力の方がコントロールできる分、まだマシなのかもしれない
「秋人」の場合、暴れ出したら自分でも止まらない爆弾の様な物
日常生活の中で、核爆弾が一緒に生活しているものだったのかもしれない
本人もそれをよく自覚していたよう
だからだろう、仲良しのように見える「博臣」や「美月」と距離があったのも
何度も理不尽に「未来」に刺されても、怒りもしなかったのも
自分の危なさを「秋人」自身が一番よく理解していたからなんだろう
自分は死んでもしごく当然だと、はなから諦めて… 諦めるしかなかったんだろう

「それでもあなたは助けるのね」 「怒ると思いますあの時みたいに、ざまあみろです」
それでもなお、相手の命を取るんだな
提案した本人のくせに助けても… と問うなんて
「泉」自身も分かっているのかもしれない、これが正しい事じゃないということは
怒るだろうな絶対『 何でそんな事するんだ!! 』って
「秋人」は死ぬ覚悟はとうに出来ているはず、みんなのためなら死んでもいいと
もちろん、その”みんな”には「未来」も含まれる
「秋人」は自分のヤバさを知っているから、迷惑をかけるぐらいなら死んでもいいと
けど「未来」は自らを犠牲にして救おうとする、「秋人」が一番守りたい人物なのに
これは矛盾じゃないか!!
とも思うけど、「未来」もまた死を覚悟した人生を送っていたんだったね
呪われた一族に生まれ、親友を殺し、居場所なんてない
死ぬ事を要求された人生だったのかもしれない、
「未来」の中では、自分より優しい「秋人」が生きるべきだと思い
「秋人」の中では、自分が死んでも「未来」には生きていて欲しいと願う
死んで当然の「未来」と、死ぬことが世界が危ない「秋人」
2人がどこか引かれ合ったのは、こういう共通点があったからなのかもしれない
必要とされない者同士が必要とし合って、何かに気付いたのかもしれない
自分を犠牲にして相手を助けることが美徳とされているけど
それでみんなが死んだら何が残るのかと、考えさせられる 今日この頃~
『 境界の彼方 』のオフィシャルサイトはここから
- 関連記事
-
- 【感想】境界の彼方 11話 先輩は私が守ります
- 【感想】物語シリーズセカンドシーズン 23話 人を阿良々木のようだと侮辱して
- 【感想】境界の彼方 10話 でももう終わりです・・・
- 【感想】物語シリーズセカンドシーズン 22話 その髪は恐すぎるぞ
- 【感想】境界の彼方 9話 知らなきゃよかった・・・

コメント
コメントの投稿